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プリントの仕組み

プリントの仕組み挿絵
プリントの仕組み挿絵
ING-JETプリントシステムは、デジタル画像を染料インクで転写紙に出力し、生地と転写紙を重ね合わせ、熱と圧力を加えながら印刷する昇華型の染料プリントシステムです。

デジタル画像データであれば、スピーディーに画像データを転写紙へ出力、転写作業工程を経て、プリント生地を製作できます。プリントされた生地は、洗濯性・遮光性に優れ、その場で縫製加工することができます。

プリント可能範囲は、最大巾150cm、丈500cm程度までです。転写生地の用途は、インテリアやアパレル等のサンプル制作や、小ロット生産向きの商品開発に活用できます。また、各種展示会やイベントで使用するバナー広告の製作に短時間で威力を発揮します。



■■■■MENU
【1】転写プリントの仕組み
【2】イングジェットの特徴
【3】他社のシステムとはどう違うの?
【4】どんな活用法があるの?
【5】イングジェットで出来ないこと
【6】生地プリントに必要なモノ




【1】転写プリントの仕組み


イングジェットプリントは、デジタル画像を 染料インクで転写紙に印刷、プリント用生地と転写紙を同時にプレス機に挟み込むことで生地にプリントできます。プレス機は180℃~200℃に熱したドラムロールに生地と転写紙を同時に挟み込んで30秒~60秒間圧力を加えます。 転写する生地によって温度と時間を調整します。転写紙を出力する染料は、通常紙に出力するプリンターと同様にC(シアン)LC(ライトシアン)M(マゼンタ)LM(ライトマゼンタ)Y(イエロー)K(ブラック)の4色を基本としています。 プリント色は写真のようなフルカラー画像から、モノクロ画像にも対応しています。


制作工程は以下のとおりです








写真による制作工程をご覧下さい


コンピュータへサンプル画像を入力したところです。
印刷サイズ:巾50cm、長さ40cm
画像解像度:150dpi
カラーモード:RGB
  プロッターで転写紙へ印刷をしています。  

転写紙へ印刷が終了したところです。モニタ画面で見る画像よりも、全体的にトーンが落ちた状態で印刷されます。次から熱を加えて発色させる工程に移ります。   生地を用意します。生地はポリエステル100%の白いサテンを用意しました。転写紙は生地と付け合せるため、反転した状態で印刷されているのが分かります。  

転写の作業に入ります。生地と転写紙を付け合せにしてプレス機に送り込みます。この生地の場合は、180℃の温度で45秒ほど圧力をかけています。   プリントされた生地が出てきたところです。熱が冷めるまで待ちます。この場合10秒程度。  

 
転写紙を剥がして、プリントした生地を確認します。
※手に持っている側が転写紙、下が生地です。
  以上で完成です。
※同じ画像を転写した場合でも使用する生地の色や素材により、プリント結果が違ってきます。
 


上記の工程を経てお客様からお預かりした画像からプリント用画像を製作していきます。当サイトで扱う商品は、上記の工程を3~4回繰り返して色見本に合わせていきます。お客様からお預かりした画像ファイルは、そのままプリントすると発色の違いが生じます。「生地プリント」、「生地プリント+縫製加工」サービスは、上記工程を何回繰り返すのかで価格の違いを設定しています。



【2】プリントの特徴


イングジェット・プリントサービスの一番のメリットはその即時性にあります。通常、生地にプリントする場合は、前処理→転写→後処理(色を発色・定着させる作業)に7日から10日ほどかかるところ、イングジェットを使用すると出来上がった転写生地はすぐに加工・縫製することができ納期の大幅な短縮が可能です。


プリントが早い速い!!


弊社へお越しいただける方で午前中のデータ入稿であれば、最短で夕方手渡し、または、発送も可能です!(別途特急料金等発生します。注文の混雑状況にもよりますので、まずはお問い合わせください。当日入稿納期の場合、生地の最大要尺は5m~10mまでです。)

急なお用事で生地のプリントサンプルが必要になった場合、オリジナルのプリント生地で洋服やバック等小物を工場に渡したい場合などのご要望にも充分応えられます。 

 


低解像度の画像も大きく綺麗に!


用途によりプリントの質を調整することができます。製品としてプリントしたい場合は、染料の吹き付けをよりきめ細かい設定にすることで目立ったドットを調整することが可能です。※

デジタルカメラで撮影した画像、写真等であれば、低解像度でもインク調整を施し、原稿サイズよりも大きくプリントすることができます。例えば、A4サイズの画像をA1サイズに引き伸ばして転写することも可能です。

通常のデスクトッププリンタと同様に「はやい印刷」、「きれい印刷」、「写真印刷」などの調整が出来るとお考え下さい。


 
※クリーム・ベージュ等淡い色や白に近い色になるほどドットが目立ちます。がインクの吹き付けを細かくすることは可能です。インクジェット方式のためドットは完全には消えるわけではありません。


画像データは最少サイズでOK!


水玉やチェックなどのリピートが必要な柄も原寸サイズの1リピート分の画像を用意していただくだけでOKです。イングジェットで使用するアプリケーションによってリピート展開することが可能なため、縦・横リピート、ハーフリピートなど送りの調整も数パターン用意しております。したがって、画像データのサイズを小さくすることが出来ます。

リピート付きの柄とは「送り付き」とも言い、横方向、縦方向へ柄を展開する際、図案の境界線に切れ目が出ないように構成編集された図案(画像データ)のことです。画像作成方法については「画像製作について」のページで詳しく解説しています。


 


当サイトで展開可能なリピート(送り)の付け方を表示しました。「プリント生地」サービスをご希望のお客様はご相談ください。通常正リピートと言い、横方向、縦方向にそのまま展開していきます。

正リピート(通常) 縦ハーフステップリピート 横ハーフステップリピート
最も基本的なリピート展開です。柄を縦・横方向へ方眼上に展開していきます。 図案を縦方向へ2分の1移動させたリピート展開です。

図案を横方向へ2分の1移動させたリピート展開です。



【3】他社のシステムとの違い


画像データの入稿から出荷までの工程が早いということです。生地はP下処理されていない生地でもプリントできる上に前処理、後処理を施すことなく転写作業に移ることができます。従って、データの入稿から中1日~2日程度で発送が可能になりました。

※一般にP下処理は生地(布)にプリントができるように薬剤などを吹き付けてプリント前に施す工程になります。


当サイトでは、「プリント生地」サービスにおいて生地の持ち込みを可能にしているのは、P下処理がされていなくてもプリントができるため、お引受けすることができます。ポリエステル100%の生地であれば、通常生地屋さんで購入された生地でも承ります。



プロッターが高品位・高スピード!


転写紙への印刷を用途によって調整することができます。広告やタペストリー等、数量を必要とするプリントの場合は高速なドラフトモードを使用。商品や、展示会用のサンプル制作にはノーマルモードを、写真画質やインクジェット特有のドットを最小限に印字するファインモードの設定が可能です。

印刷モード 出力解像度 用途
ドラフトモード 350 × 540 dpi バナーや旗など
ノーマルモード 720 × 720 dpi 製品サンプル
スーパーファインモード 1080 × 1080 dpi 写真画質重視のプリント向け


※プリント出力時間は、出力する柄によって多少の誤差が発生します。
※画像解像度が低解像度(72dpi)であってもソフトウェア上でインク出力モードを調整することができます。



プリント後の耐久性も安心


プリントした生地は、ゴワ感もなく生地自体の風合いを保ったままです。また、一般のアイロンプリント転写に見られゴワゴワ感やシワもありません。ポリエステル100%生地を使用して転写した生地のプリント品質試験を行なった結果以下のようになりました。

試験内容 試験結果
ドライクリーニング試験 5級
汗試験 5級
乾摩擦試験 5級
湿摩擦試験 5級
洗濯試験 4.5級
耐光堅牢度 3.5級(前処理有り4級)

※繊維試験結果の等級は数字が大きいほど良い。5級が最高等級です。



独自の転写機で、巾150cmに対応!  


プリントできる最大巾は150cmです。プレス機の最大プレス巾160cmです。したがって160cm以内の生地であれば、転写機で生地を流すことができます。但し、プリント範囲は、転写紙の最大巾150cmになります。巾150cm長さ2mの生地に転写する場合、生地と転写紙を準備後、3分程度で転写をすることができます。実際に熱転写にかかる時間は、40秒から50秒程度です。残りの時間は、生地の熱を冷ませて転写の終了です。





【4】どんな活用法があるの?


現在、イングジェットプリントサービスは、インテリア・アパレルの商品企画として活用されております。具体的な用途としては以下のように各種展示会用サンプルで威力を発揮しています。また、デザイナーを目指す学生さんが「こんな生地でこんな模様をプリントしたい」という要望も歓迎致します。



インテリア商品開発


カーテン、カーペット、敷物、クッションカバー、テーブルクロス等

商品企画用のプリント見本

柄の配色も組めます

 

フリース等のエコ素材へのプリント

モノクロからフルカラーまで



アパレル商品開発


商品企画用のプリント見本

裏が透けて見える薄い生地にも

 

リバーシブルのトートバック

写真画質のハンドバック

 

オール転写によるTシャツやカットソー

スニーカーや帽子など



その他の用途


垂れ幕として

タペストリーにしてお店をアピール




【5】イングジェットで出来ないこと


イングジェットは、基本的に白いポリエステル100%の生地に対してプリントが可能です。綿、麻、絹等の天然素材にはプリントすることができないとお考え下さい。

お断りさせていただいている理由としては、綿に直接転写した場合、発色があまりよくないことと、洗濯時の色落ちです。綿やシルクへの転写プリントをご希望のお客様は他社様でご相談していただくことをお薦め致します。

※ポリエステル100%素材にプリントした生地と比べると60%程度の発色しか得られません。例:黒を表現する場合、60%程度のグレーでプリントされます。また、プリントしたモチーフや柄にもにじみがみられ、洗濯時の色落ちの原因になります。


ポリエステル100% 綿100%


プリントできない素材(生地)


化学繊維であれば全てプリントが可能かといいますと、プリントできない生地もあります。以下の素材(生地)に対してはプリントが出来ません。


× 塩化ビニール 転写時に高温のプレス機で転写紙と合わせて圧力を加えます。繊維でない素材、ビニール等は、表面が溶けて染料が繊維に浸透しません。また、素材の溶解温度を超えるため生地自体が収縮してしまう可能性があります。人工皮革はプリントが可能な場合がありますが、 事前にプリント試験をする必要があります。
× ポリエチレンフィルム
× エナメル
 人工皮革



【6】生地プリントに必要なモノ


当社にお越し頂ける方であれば、プリントサービスの概要をご説明致します。遠方でのお客様に対して資料配布も行なっております。お気軽にお問合せ下さいますようお願い致します。 (※ご来社時は要予約)


ご注文時にお客様に準備していただくもの(来社及び郵送、共通項目)


1:画像データ
画像データをDVD-RまたはUSBメモリにコピーして下さい。画像データの製作・保存形式に関しては、「データ制作について」のページで詳しく解説しています。ぜひご覧下さい。

2:画像印刷見本(色見本) 任意
色見本をご用意ください。紙で印刷したもので構いません。この色見本を元にイングジェットの染料を調整して転写紙に出力します。


※転写する生地の素材により、色見本と同様に発色しない場合もあります。また、色見本は原寸サイズで印刷していただけると助かるのですが、縮小サイズでも構いません。

3:プリント用生地
当サイトにてご用意している生地一覧から生地をお選びいただくか、持込希望の場合は白い色のポリエステル100%素材の生地をご用意して下さい。
※弊社へ訪問していただける方は、在庫の生地から選ぶことも可能です。



お問い合わせ先


E-mail:info@ing-jet.net

※プリントや生地、画像制作等の質問は メールにてお気軽にご相談ください。広告の勧誘等、プリントに関係ない営業等はお断りさせていただきます。